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スポーツ漫画の話/

スポーツ漫画の話 2009.3.31(火)

冷蔵庫に一個だけ残っていた卵で卵かけご飯を食べようとしたら、黄身が無くて白身だけだった。
白身かけご飯は非常に微妙な味わいでしたよ。

さて、今月の頭くらいだったと思うんだけど、ジャンプでバスケ漫画が始まりました。
それはいいんだけど、実はジャンプでは数ヶ月前から先行してバスケ漫画が始まっており、
これからは打ち切りをかけた生き残りレースが始まる事でしょう。

ジャンプにおけるバスケ漫画、いやジャンプに限らずともですけど、思い浮かぶ漫画といえばスラムダンク。
どこかで聞いた話ですが、スラムダンク連載前に担当編集者が
「日本ではバスケ漫画は流行らないから、設定はこのままで別のスポーツにしないか?」
と言ったらしく、もし作者がそれを受け入れていたら、日本のバスケ漫画の歴史も少し変わっていたかもしれませんね。
今でこそバスケ漫画は、野球とサッカーに次ぐスポーツ漫画となっていますが、
もしスラムダンクが連載していなければ、別の漫画が三番手を取っていたかもしれません。

いつものように話がそれてしまいましたが、今回この二つの漫画を取り上げたのは別に、「面白いから見てみろ!」とかではなく、
昨今のスポーツ漫画に見られる「特殊性」のような物を盛り込んでいたからです。

一昔前のスポーツ漫画だと、主人公が第一話でそのスポーツに出会い、
尚且つ成功するだけの能力を既に所持していたパターンが多いと思います。
上で挙げたスラムダンクなら、身長と基本的な身体能力であったり、
現在ジャンプで連載しているアイシールドなら短距離におけるスピードだったり。
流石に野球やサッカーなどのメジャー競技になると、既に経験者の主人公が進学した所などから始まるパターンが多いと思いますが。

で、話を戻してジャンプで始まった二つのバスケ漫画ですけど、
先行していた方の主人公は、中学時代に全国制覇したチーム(多分)のシックスマンで、
存在感の薄さからノーマークなりやすかったり、いつパスをしたか分からなかったりといった能力の持ち主。
あらためて書いてみると「そんなアホなwwww」と突っ込みたくもなりますが、一応スキルも中の上くらいはあるかと。

新しく始まった方の漫画は、主人公が高1で未経験者なのにインターハイ前の時期にバスケ部からスカウトされる所から始まる。
これはどういうことかと言うと、アメリカから来た留学生がバスケ部に入ったので、
英語が話せる主人公を通訳としてスカウトに来たと言う物凄い変化球。

こっからはちょっとバクマンのような話になってしまうが、
こういう風潮は新人が所謂『王道』と呼ばれる物を新連載として始められなくなってるからだと思う。
その原因は、読み手が王道に飽きたと言うのもあるし、編集者が新人に王道を描かせないってのもあるし、
そもそもの話として、王道は実力者が描かないと面白くないってのもあるし。
まぁ、漫画家の実力なんて連載しないと上がらないような気もするんだけど。

そーゆー背景があるからこそ新人は最初に「ちょっと変わった事」を盛り込んで読者に注目してもらう必要があるんだよね。
特にジャンプなんかは、連載三週で打ち切りが決まったりするシステムだけに最初のインパクトは重要だろうし。
個人的にはこういう「変化球勝負」みたいなのは好きなんですけど、
最初のインパクトに成功しても二の矢三の矢が続かないとあっという間に廃れてしまう、ってのもこのスタイルの宿命なんだよね。
ま、インパクトで延ばした連載期間に作者がどれだけ実力を付ける事が出来るか、だろうね。

昨今の漫画事情を鑑みれば、手っ取り早く連載寿命を延ばすには萌えを導入する事だろうケド、
この二つの漫画は絵的にもキャラ的にも難しそうだし、何よりもスポーツ漫画自体が萌えには不向きだろうし。
来年には両方とも打ち切られてきるかも知れないなw

ちなみにここまで書いておきながら、二つの漫画のタイトルや主人公の名前は知りませんwwwwwwwwwww

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